マーチンゲール法の特徴やメリット・デメリット、取り入れ方などについて詳しくご紹介します。
マーチンゲール法とは
カジノの攻略法と聞いて真っ先のもい浮かべる人も多い「マーチンゲール法」は、理論上負けなし、99.9%以上の勝率を誇る攻略法です。
これだけを聞くとマーチンゲール法以外の攻略法を知る必要がない、マーチンゲール法だけ覚えておけば十分と思うかもしれませんが、勝率はあくまでも理論上の数字で、これを得るためにかかる時間も決して短くありません。
とはいえ、マーチンゲール法を上手に活用すれば勝率アップ、利益獲得が可能なことは確かで、カジノによってはマーチンゲール法の使用を禁止しているところもあるほどです。
オンラインカジノの場合は、そのような心配をしなくても大丈夫ですが、それほど効果が高い攻略法だということがわかるのではないでしょうか。
しかも、高い効果が期待できる攻略法でありながら、やり方は非常にシンプルで、初めての人でもすぐに使えます。
攻略法に興味があって、まずは一つ何か試してみたいと思っているのであれば、マーチンゲール法から試してみるのがおすすめです。
マーチンゲール法の実践方法
マーチンゲール法は勝負で負けた時に使う攻略法で、負けている間は賭け金額を直前のゲームの2倍に増やしながらベットしていきます。
【マーチンゲール法の基本手順】
1.勝率50%、配当2倍のゲームを選択
2.1ゲーム目:賭け金額を決めてベット
3.2ゲーム目:1ゲーム目に負けた場合は1ゲーム目の賭け金額を2倍にしてベット、1ゲーム目に勝った場合は1ゲーム目と同額をベット
基本的な手順は上記の通りです。
1ゲーム目で負けたらマーチンゲール法スタート、負けている限りは直前のベット額の2倍を賭け続け、ゲームに勝ったらその時点でリセットします。
最初のベット額を1ドル、9連敗して10ゲーム目に1勝した場合のシミュレーションは次のようになります。
ゲーム数 | ベット額 | 勝敗 | 累計損益 | 勝敗決定後の次ゲームへのアクション |
1ゲーム目 | 1ドル | 負け | -1ドル | ベット額を倍にする。1ドル→2ドル |
2ゲーム目 | 2ドル | 負け | -3ドル | ベット額を倍にする。2ドル→3ドル |
3ゲーム目 | 4ドル | 負け | -7ドル | ベット額を倍にする。3ドル→7ドル |
4ゲーム目 | 8ドル | 負け | -15ドル | ベット額を倍にする。7ドル→15ドル |
5ゲーム目 | 16ドル | 負け | -31ドル | ベット額を倍にする。15ドル→31ドル |
6ゲーム目 | 32ドル | 負け | -63ドル | ベット額を倍にする。31ドル→63ドル |
7ゲーム目 | 64ドル | 負け | -127ドル | ベット額を倍にする。63ドル→127ドル |
8ゲーム目 | 128ドル | 負け | -255ドル | ベット額を倍にする。127ドル→255ドル |
9ゲーム目 | 256ドル | 負け | -511ドル | ベット額を倍にする。256ドル→512ドル |
10ゲーム目 | 512ドル | 勝ち | +1ドル | マーチンゲール法をリセット |
10ゲーム目のベット額は512ドル、9連敗しているので累計の損失額も511ドルまで膨らんでいますが、10ゲーム目でようやく1勝を上げることができたので、それまでの損失額は帳消しになり、1回目のベット額と同額の利益も出ています。
9連敗しても1勝すればプラスが出せるのがマーチンゲール法の特徴であり、理論上は負けなしの攻略法と言われる所以でもあります。
マーチンゲール法のメリット
カジノゲームだけでなく、投資の世界でも使われるマーチンゲール法は歴史のある攻略法で、多くのギャンブラー、投資家に選ばれる方法だけあって、たくさんのメリットを持っています。
1回勝てば損失を取り戻せる
どれだけ負け続けても1回の勝利で、それまでの損失が全てチャラ。
これが、マーチンゲール法の最大のメリットであり、必勝法と呼ばれる理由でもあります。
他の攻略法の場合は、●連勝が必須条件、利益を出すために必要な勝利回数が決められているなど、勝つためにそれなりの条件が付きますが、マーチンゲール法は最後に1回勝てばOK、勝った時点でリセットすれば良いだけです。
シンプルなので初心者でも実践可能
負けたら攻略法スタート、ベット額を倍にしていくというシンプルなルールだけ理解していれば使えるのもマーチンゲール法のメリットと言えるでしょう。
いくら効果的な攻略法であっても、複雑な計算が必要だったり、手間がかかったりすると初心者は使いづらいですし、ゲームを楽しむ余裕もなくなってしまいます。
最近は「倍賭け」ボタンのあるライブカジノもあるので、ボタン一つでマーチンゲール法を行うことも可能です。
マーチンゲール法のデメリット
誰にでも使えて、理論上は100%の必勝法と言われるマーチンゲール法は、メリットの多い攻略法ですが、デメリットがゼロではありません。
人によっては、デメリットが大きすぎるのでマーチンゲール法を使わない方が良いこともあるので、自分にとって使うべき攻略法なのか、他の攻略法を使ったほうが良いのかをよく考えてみましょう。
倍額ベットするための資金が必要
マーチンゲール法のデメリットの一つとして挙げられるのは、1勝するまでベット額が上がり続ける点です。
理論上は10連敗、20連敗する可能性も低く、どこかで1勝してリセットされることがほとんどですが、何連敗するのか、最初の1勝がどのタイミングになるのかはゲームをやってみないとわかりません。
そのため、1ドルからスタートしたとしても10連敗してしまえば次は1024ドル、11連敗すればさらに倍額ベットと信じられないほどの早さでベット額が膨らんでいきます。
これを続けるための資金がないと、勝つまで続けることができず、損失だけを残して終わらざるを得ません。
マックスベットに達する可能性が高い
資金に余裕があって、マーチンゲール法でベット額が膨らんだとしても問題ないというプレイヤーがいたとしても、テーブルごとに設定されたマックスベットに達する可能性があります。
カジノでプレイできるゲームのほとんどは、1回あたりのベット額の上限が決められているので、マーチンゲール法を続けたくても続けられなくなるかもしれません。
ハイローラー向けテーブルであれば、マックスベット額が1000ドルを超えるものはもちろん、数万ドルのベットが可能なものもあるので、万が一のことを考えるのであれば、このようなテーブルでプレイする方が安心です。
マーチンゲール法の実践のコツ
マーチンゲール法はルールが簡単なので、誰でもすぐに実践できますがベット額が膨らみ過ぎるというリスクを抑える方法を覚えておくと実践しやすくなります。
その方法とは、ベットせずにゲームだけを進行させる「空回し」で、いくつかのルーレットで使える方法です。
オンラインカジノにある「French Roulette」というマシンは、空回しが可能なのでベットせずにゲームの結果だけを見ることができ、その結果によってどのようにベットするかを決められます。
空回しによって連敗の確率を少しでも減らせれば、マーチンゲール法の成功率を上げられるので、ベット額が上がり過ぎたせいでマーチンゲール法を断念するという最悪のケースを裂けることもできるでしょう。
また、マーチンゲール法はゲームに負けた時にベット額を倍にするタイプの攻略法ですが、勝った時にベット額を倍にするタイプの「パーレー法」と組み合わせて使うことで、それぞれの弱点を補うことも可能です。
マーチンゲール法を活用できるゲーム
マーチンゲール法を活用できるのは勝率が約50%、配当が2倍になるゲームで、ルーレットなら「赤黒賭け」「奇数偶数賭け」「ハイロー賭け」、バカラならプレイヤーベット、バンカーにベットする場合はノーコミッションバカラを選ぶと良いでしょう。
また、前のゲームの結果が次のゲームの結果に影響を与えない「独立事象」のゲームであることも大事なポイントです。
配当2倍、勝率約50%に当てはまるゲームにはブラックジャックもありますが、ブラックジャックはどのカードが残っているかが次のゲームに影響するため独立事象のゲームではありません。
単純に配当2倍、勝率50%のゲームを選べば良いというわけではなく、独立事象のゲームでなければマーチンゲール法が効果を発揮できないということを覚えておいてください。
まとめ
勝つまでやるから100%勝てるのがマーチンゲール法で、考え方によっては非常に強引な方法でもあります。
また、負けが続いている時のベット額の増加スピードは相当なもので、精神的なプレッシャーが大きいことも間違いありません。
1回の勝利で全て取り戻して、さらに利益も出せるという点では魅力的ですが、それ以外のデメリットもしっかり理解したうえで使わなければ、攻略法を成功させる前に破産してしまうので気をつけてください。