ブラックストーンがクラウン・リゾートに80.2億豪ドルの買収提案を提出

ブラックストーンがクラウン・リゾートに80.2億豪ドルの買収提案を提出

プライベート・エクイティ・グループのブラックストーン・グループは、オーストラリアの統合型リゾート事業者であるクラウン・リゾート社の残りの株式を取得するため、80.2億オーストラリアドルドル(44.7億ポンド/52.1億ユーロ/61.9億米ドル)のオファーを提出しました。

ブラックストーンは、現在保有していない90.1%の株式に対して、クラウン・リゾートの株式1株あたり11.85オーストラリアドルのオファーを提出しました。

クラウン・リゾートは、このオファーをまだ十分に検討しておらず、提案の評価を始めており、その間に規制当局を含む関連するステークホルダーと関わりを持つことになると述べました。

クラウン・リゾート社は、この提案が取引につながるという保証はなく、株主は現段階では何もする必要はないと述べています。

クラウン社は、この買収提案について、UBSを財務アドバイザーに、アレンズを法務アドバイザーに任命しました。

プライベート・エクイティ・グループは、2020年4月にアジアの大手ゲーミング企業であるメルコ・リゾート & エンターテインメントリミテッドから1株あたり8.15ドルで買収したクラウン・リゾートの株式をすでに9.99%保有しています。

メルコは当初、2019年5月にCPHクラウン・ホールディングスの19.99%の株式を約17.6億ドルで購入することに合意していました。この取引は2つのトランシェで行われることになっていたため、メルコは合意後すぐに最初の9.99%の株式を購入しました。

しかし、この取引がきっかけとなって、オーストラリアの報道機関で事業に関する疑惑が持ち上がりました。
疑惑に対して、ニューサウスウェールズ州の独立酒類・賭博局がクラウン社に対する調査を開始しました。

調査の目的は、シドニーのバランガルーに建設される統合型リゾートのライセンシーとしてクラウン・リゾートが「適切」かどうかの判断です。
もしそうでない場合は、どのような変更が必要かを判断することを目的としていました。

当局は、メルコ社が適切な近親者であるかどうか、また、この取引がバランガルーのライセンスに違反していないかどうかについても細かい部分まで徹底的に調べました。

調査が始まって間もなく、メルコ は第2期のクラウン・リゾートの株式購入を延期し、最終的には購入した株式を ブラックストーンに売却して撤退しました。

調査の結果、クラウン・リゾートが所有する子会社の口座やクラウン・リゾート内部でマネーロンダリングが行われていた証拠が次々と見つかりました。

オーナーの ジェームス・パッカー氏は、取締役会の承認を得ずにメルコへの売却に個人的に同意し実行したため、取締役ではないのに事業に不当な影響力を行使したことが判明しました。そのため、取締役は、この取引がクラウン・リゾートのバランサーライセンスに違反していないことを確認することができませんでした。

調査の結果、マネーロンダリングに関する証拠だけでも、クラウン・リゾート社がバランガルー・ライセンスの適切な保有者ではないと判断するには十分であると結論づけられました。

しかし、同会場は、一定の変更を条件に、引き続き営業を許可される可能性があると言われています。

当局が提示した勧告の中には、クラウン・リゾートは引き続き当局の許可がない限りジャンケットを扱わないようにすべきであり、パッカーはクラウンの取締役会に座っていないにもかかわらず会社を効率的に運営している慣習を指して「遠隔操作」をやめるべきであるというものがありました。

また、クラウン・リゾートの取締役会を再編成すべきだとも言われていました。

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